2014.8.30
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追加できていない機能
Windows 7でZIPフォルダ機能を有効化/無効化する方法
Windows XP以降では、OS標準の機能として、ZIPファイルをフォルダとして扱う機能が提供されました。エクスプローラではZIPファイルを、あたかもフォルダであるかのように、フォルダツリーの一部として扱うことができます。
しかしながら、巨大なZIPファイルをクリックしてしまったときに長時間待たされる、保管庫的な位置づけで大量のzipファイルを置いておいたフォルダの中がサブフォルダだらけに見えるなど、この機能の存在をジャマに感じることも多いようであるため、この機能をオフにする需要があります。
Windows XPについては、本ソフトでも実装されているとおり、簡単なコマンド実行でオン/オフを切り替えることができます。Windows Vistaについては、レジストリキーの削除と復帰でオン/オフを切り替えることができます。ただ、Windows 7については、少々複雑な操作をしなければならないため、今のところ実装は見送られています。
ここでは、その方法を記載しておきたいと思います。
ここではレジストリエディタによりレジストリを直接操作します。レジストリの直接操作は、いざ間違えた場合に大きな被害をもたらす場合がありますので慎重に行って下さい。念のため、各操作を行った結果何か問題が生じても、当方では責任を負いませんので、あらかじめご了承下さい。
- Windows XPの場合 (すでに本ソフトで実装済みですが、ついでなので書いておきます)
- コマンドプロンプトを開きます。
- 下記のコマンドを入力します。
無効化する場合:regsvr32 /u zipfldr.dll
有効化する場合:regsvr32 zipfldr.dll
- コマンドプロンプトを閉じます。
- Windows Vistaの場合 (ver.7.71.19より実装済みですが、ついでなので書いておきます)
- レジストリエディタを開きます。
- 下記の操作を行います。
無効化する場合:レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}」を削除します。
有効化する場合:レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}」を復元します。上で削除する前に、ファイルメニューの「エクスポート」でファイルに保存しておくか、あるいは、レジストリキーを別の名前にリネームしておくとよいと思います。
- レジストリエディタを閉じます。
- 必要なら、いったんログオフし、再びログオンします。
- Windows 7の場合 (複雑な手順となっています。画像付きの紹介が見たい方は、作者が参考にしたWindowsスマートチューニングを参照のこと)
- レジストリエディタを開きます。
以下は無効化手順となります。有効化の手順は、ここで削除したキーを復元していくことになりますので、もし将来的に有効化を検討される場合は、各キーの削除の前に、レジストリエディタのファイルメニューにある「エクスポート」を行っておき、復帰に備えるようにして下さい。 - レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\.zip」「HKEY_CLASSES_ROOT\.zfsendtotarget」「HKEY_CLASSES_ROOT\Applications\zipfldr.dll」「HKEY_CLASSES_ROOT\CompressedFolder」を削除します。
- レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}」を削除します。ただし、このままでは削除できませんので、事前に下記の操作を行っておきます。
- このキーを右クリックし、「アクセス許可」を選択します。
- アクセス許可ダイアログ内にある「詳細設定」ボタンを押下します。
- セキュリティの詳細設定ダイアログ内にある「所有者」タブをクリックし、所有者をAdministratorsへ変更します。(自分のユーザーに変更しても良いです)
- 「OK」を押して、セキュリティの詳細設定ダイアログを閉じます。
- アクセス許可ダイアログにて、Administrator(あるいは所有者としたユーザー)に、フルコントロール許可を与えます。(フルコントロール欄の横にあり、許可欄の下にあるチェックボックスをONにします)
- 「OK」を押して、アクセス許可ダイアログを閉じます。
- 上と同じようにして、レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{b8cdcb65-b1bf-4b42-9428-1dfdb7ee92af}」「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{BD472F60-27FA-11cf-B8B4-444553540000}」「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{E88DCCE0-B7B3-11d1-A9F0-00AA0060FA31}」「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{ed9d80b9-d157-457b-9192-0e7280313bf0}」を削除します。
- レジストリキー「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Shell Extensions\Approved」を開き、上で消したCLSID( { … } と書かれているもの)と同じ文字列がある場合はそれを削除します。
- 必要なら、いったんログオフし、再びログオンします。
- レジストリエディタを開きます。
いじくるつくーるでは、セキュリティタブの操作に相当する設定を行う機能が無いため、今のところ実装は見送られています。
また、64bit版Windowsで32bitエクスプローラのzipフォルダ機能を無効化する場合は、レジストリキー「HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}」だけでなく「HKEY_CLASSES_ROOT\Wow6432Node\CLSID\{888DCA60-FC0A-11CF-8F0F-00C04FD7D062}」等、「Wow6432Node」配下にある各リダイレクト先キーも操作する必要があります。
いじくるつくーるも、Windows Vista 64bit版内の32bit環境のためにWOW6432Node配下のキーも操作すべきなのですが、今のところ行っていません。
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