----------------------------------------------------------------------------- 【 ソフト名 】 MOUSELR ver.2.15.03 【製作・著作】 Copyright(C) 2005-2012 矢吹拓也 【 動作環境 】 Windows XP/Vista/7 (日本語,32bit) [x64でも動作可] ----------------------------------------------------------------------------- ※本バージョンより、Windows 98/Me/2000には対応しなくなりました。 1. はじめに   このプログラムは、一定時間おきにマウスを小さく左右に揺らします。 2. 何をするプログラムなのか? コントロール パネルを開いて、スクリーン セーバーの設定を変更するまでは したくないけれど、とりあえず一時的にスクリーン セーバーを抑止したい……… …と思うことがあるかと思います。  このプログラムは、一定時間おきにマウスを小さく左右に揺らすことにより、 スクリーン セーバーの起動を抑止します。 3. 動作環境 Windows XP/Vista/7(日本語版,32bit)であれば動きます。 x64環境でも動作します。 Windows Me/2000以下では動作しません。 リモートデスクトップ接続されている環境や、Virtual PC等仮想環境では、 動作に制限が付きます。「7. ご利用上の注意」を参照して下さい。 4. インストール方法   インストーラ等は、特に付属しておりません。   展開して出てきたファイルをハードディスクの適当なフォルダ内に解凍し、  直接実行してください。   source.7z は、プロジェクト一式(ソースコード)です。実行には必要ないため、  削除していただいても構いません。   圧縮形式は、7-Zipです。解凍用のソフトウェアは別途ご入手ください。   プロジェクトを読み込むには、Visual Studio 2005 が必要です。   ビルドのためには、toolfunc.lib, toolfunc.h が必要となります。これらの  ファイルは、「いじくるつくーる」のソースコードと共に配布しています。   いじくるつくーる 入手先:    http://www.inasoft.org/rnsf7.html  ※インターネットからダウンロードしたzipファイルを、WindowsのZIP展開機能を   用いて展開した場合、それらにはZoneIdと呼ばれる、ネットからダウンロード   したことを示すフラグが付きます。この状態だと、exeファイルを実行するたび   に確認ダイアログが出たり、ヘルプファイルを表示・印刷しようとしたときに   「Webページへのナビゲーションは取り消されました」というエラーが表示され   たりします。そのため、ZIPファイルの展開には、Lhasaや+Lhacaなどのフリー   ソフトによる展開を行うことをお勧めします。詳細はこちらをご参照下さい。       http://www.inasoft.org/talk/h201205b.html 5. アンインストール   このプログラムは、設定をiniファイルやレジストリに残すことはありません。  インストールした際にコピーしたファイルをすべて削除すれば、アンインストール  は完了です。   作成したショートカットは、手動で削除してください。 6. 起動方法   本プログラムには、下記の2種類の起動方法が準備されています。    (1)新式の起動方法 … いったん起動用ショートカットを作成し、そこから起動    する方法    (2)旧式の起動方法 … コマンドラインによりパラメータを与えて起動する方法   最適な方法をお選び下さい。 6.1 新式の起動方法   MOUSELR.EXE をそのまま(パラメータを付けずに)起動すると、ショートカット  作成ダイアログが表示されます。   マウスを小さくゆらす間隔秒数等の設定項目を入力し、「上記設定でショート  カットを作成」ボタンを押してください。   設定可能な項目は、以下の通りです。   ■マウスを揺らす間隔    マウスを揺らしてから、また次にマウスを揺らすまでの間隔を秒単位で指定し   ます。   ■マウスを揺らすのではなく、シフトキーを瞬間的に押し離しする    マウスの存在しない環境では、マウスカーソルが画面上にないことがあります。   この場合、本プログラムは使えません。その場合は、ここのチェックをオンに   します。すると、シフトキーの押し離しをシミュレートするようになります。    リモートデスクトップ接続された環境やVirtual PCなど仮想環境で接続された   環境など、マウス位置制御の主体がクライアント側にある場合などにも利用でき   ます。   ■作成場所を選択してください    ショートカットの作成場所を指定します。    デスクトップに作成するか、スタートアップに作成するかを選べます。    (1)デスクトップに作成する場合      ユーザーが任意のタイミングで、本プログラムを起動したい場合に選ぶ     ことを想定しています。      ショートカットはデスクトップに作成されますが、そのショートカットを     好きな場所に移動していただいても構いません。    (2)スタートアップに作成する場合      Windowsへログオンした直後に、自動的に本プログラムを起動したい場合     に選ぶことを想定しています。    ショートカットから起動したときは、無言(メッセージ等は出さずに)常駐を   開始します。常駐を解除するには、本ソフトをもう一度起動してください。    作成したショートカットが不要になったときは、エクスプローラ等から削除   してください。   ■[ver.2.10新設機能]    「上記設定で開始」ボタンを押すと、ショートカット作成をせず、この設定   内容で、すぐに常駐を開始します。    設定の保存は行いませんので、次回起動時はもう一度設定をすることになり   ます。一時的に利用したい場合に適しています。    常駐を解除するには、本プログラムをもう一度起動してください。 6.2 旧式の起動方法   マウスを左右に揺らす時間間隔(ミリ秒単位)を、コマンドライン引数にて指定して  ください。   コマンドライン書式:    MOUSELR <時間間隔(msec単位)>   1000msec=1秒です。例えば、50秒おきにマウスを揺らしたい場合は、    MOUSELR 50000   のように指定します。   コマンドライン引数を指定した状態のショートカットを準備すると良いでしょう。   常駐を解除するには、mouselr.exe をもう一度起動してください。 7. ご利用上の注意   マウスの揺れは非常にわずかなものであり、使用される環境によっては、  見た目として現れてこないかもしれません。   リモートデスクトップ接続をしている場合や、Virtual PC等仮想環境への  アクセスの場合、マウスがクライアント側PC制御となっており、本ソフトによる  マウスの位置制御と競合しておかしな動作になることが確認されているため、  このような状態と認識した場合には、本ソフトによるマウス制御を一時的に停止  します。このような環境で使用される場合は「シフトキーを瞬間的に押し離しする」  を利用して下さい。 8. 著作権・転載について   本プログラムはフリーソフトです。著作権は 矢吹拓也 にあります。   本プログラムを使用した際に生じたいかなる障害についても、またドキュメント  ファイル等に不手際があったとしても、著作権所有者は一切の責任を負わないもの  とします。   このソフトウェアは、ユーザーが自称初心者(=初心者であることを威張り、他  の人より多くの利益を得ようとする者)である場合は利用できません。自称初心者  の方のご利用はお控えいただきますよう、お願いします。従いまして、自称初心者  の方が初心者であるが故に起こした事故、または自称初心者であるが故の質問など  は一切受け付けませんので、予めご了承ください。   このプログラムは再配布可能[*]です。これには、他のネットワーク、インター  ネット上の他のサイトへの転載、雑誌の付属メディアへの掲載・収録も含まれま  す。一般的な再配布の概念を拡張し、次の事柄も認められます。   ・アーカイブ形式の変更を行うこと。あるいは再アーカイブを行うこと。   ・他国語への翻訳を行うため、配布物にあらかじめパッチを当てて再配布    すること。あるいはパッチを公開すること。   ・有用なメッセージの追加あるいは有用なメッセージへの変更のために、    配布物にあらかじめパッチを当てて再配布すること。あるいはパッチを    公開すること。   ・このソフトウェアが動作しない環境へ移植するために、解析をしたり改造    したりすること。   ・パッチ当てを目的として、exeファイルの改鋳チェック機能を除去すること    (除去の方法は、ヘルプ内のFAQをご覧下さい)。   ・有用な機能を追加するために、オリジナルのモジュールの追加を行うこと    (ファイル単位に限る)。   ・不要な機能を除去するために、ファイル単位で除去を行うこと。   ・有料での再配布を行うこと。あるいは有料ネットワークへ転載すること。   なお、ミラーサイトへの転載を行う場合は、改変は一切認められません。  [*] 最も新しい正式版の再配布をしていただきますよう、ご協力をお願いします。    開発途中のバージョン(tr/α/pp/pr/β/fb/rc等)の再配布をしてはいけません。    開発途中のバージョンが雑誌等の付属メディアに収録されてしまった場合、出    版社の全負担で回収していただくことになりますのでご注意ください。   再配布については、作者に断りなく行うことができます。   本ソフトウェアの著作権上の規定は、日本国の法律に準拠することとします。   詳しくは、INASOFTのWebサイトを参照して下さい。   個別の事情がある場合や不明点などは、作者までご相談下さい。   ニュースサイトや更新情報を扱うサイト、個人サイトなどでの紹介などで  アイコンや実行画面を使われる場合も、連絡なしで構いません。   プログラム中になんらかのバグが見つかったり、ドキュメントやヘルプの中にミ  スがあった場合は、メールなどで知らせていただけるとありがたいです。   配布・転載・収録するときは、すべてのファイルを一切改変しない状態で行って  下さい(アーカイブ形式の変更は構いません)。   本ソフトウェアの著作権上の規定は、日本国の法律に準拠することとします。 9. 質問をお寄せになる場合の注意   質問をお寄せになる前に、ご質問の内容が本ソフトウェアと無関係のもので  ないかをご確認ください。また、質問を寄せる際は、ご利用のソフトウェアの  名前とバージョン、それと環境情報(ご利用のOSや、マシンのスペックなど)も  お知らせください。これらの情報が揃っていないと、回答できません。 10. おまけ(旧式の起動の場合に役立ちます)   このプログラムは、マウス等のポインティングデバイスが存在することが  大前提となっています。マウス等が存在しない場合、このプログラムはまともに  動作しません。   その場合は、第2引数に 0 を指定してみてください。   そうすることで、マウスを揺らす変わりにシフトキーを瞬間的に押すことを  シミュレートするようになります。     (例)mouselr 50000 0    ↑50秒おきに、シフトキーが一瞬だけ押されます。  (なお、本来、第2引数はデバッグ用機能として、マウスの振り幅をミッキー   単位で指定する部分となっています) 11. おまけ2   本ソフトを、機械的かつサイレントに常駐終了させるためのコマンドライン  オプションとして /X を準備しています。   (例)mouselr /X   本ソフトが常駐していれば、サイレントに常駐終了します。   本ソフトが常駐していなければ、何もしません。 12. 注意  (1) スクリーンセーバ抑止によるセキュリティの低下について   ご利用になる場所(職場や教室など)によっては、セキュリティ上の都合から、  スクリーンセーバにログオフ機能を付けて、離席時のセキュリティ確保としている  場合があります。   もしご使用になる環境に、そういったセキュリティポリシーが存在する場合、  本ソフトの利用によりセキュリティ的な危険度が高まる可能性があります。ご使用  の前に十分ご確認下さい。  (2) 常駐開始時にメッセージが出ない件について   本ソフトウェアは、常駐解除時には常駐を解除した旨のメッセージが表示され  ますが、常駐開始時にはそのようなメッセージが表示されません。   これは、このソフトウェアの使用開始が主に「スタートアップ」による起動で  あるためです。Windows起動と共に毎回常駐開始する旨を表示するのは、あまり  得策ではないとの考えに基づきます。  (3) ゲームやエミュレーションソフトとの相性について   一部のゲームやエミュレーションソフトと相性が悪いとの報告がありますので、  これらとの同時利用は避けるようにして下さい。 13. 開発支援金の受付について   いつもご利用いただきありがとうございます。   INASOFTでは開発支援金(いわゆる寄付)の受付を開始いたしました。受付の  方法については、下記サイトをご参考いただければと思います。   開発支援金について   http://www.inasoft.org/kifu.html   よろしくお願いします。 14. 更新履歴 2005/ 9/13 ver.1.00 ---- 初公開 2007/ 2/16 ver.2.00 ---- ショートカット作成機能を追加 2008/ 3/ 2 ver.2.01 ---- ショートカット作成時、ショートカットファイルの名前 が259バイトを超えると永久ループしていたので修正。 作者のメールアドレス変更に伴う更新。 2008/12/ 6 ver.2.02 ---- ショートカット生成時のファイル名生成ルール改正。 2011/ 6/26 ver.2.10 ---- 「上記設定で開始」ボタンを設置。ショートカット作成 を行わず、一時的な設定で動作を開始できます。 2011/ 8/18 ver.2.11 ---- 二重起動による常駐解除時に確認メッセージを出力。 2011/ 9/14 ver.2.12 ---- 作者へ気軽に連絡・感想・改善要望・現状維持要望等を 送るための「フィードバック」ボタンを設置。 2011/ 9/19 ver.2.13 ---- 本ソフトをサイレントに常駐終了させるためのコマンド ラインオプション /X を設置。 2011/11/27 ver.2.14 ---- リモートデスクトップ接続等のクライアント側マウス 制御が行われている場合、本ソフトによるマウス位置制 御と競合するのを防ぐため、本ソフトによるマウス制御 を一時的に停止するようにした。 2012/ 3/29 ver.2.15α ---- 開発ソフトをVS2010に変えたため、対応OS変更。 シフトキーを瞬間的に押し離しする場合に、シフトキー がすでに押されていた場合は何もしないようにした。 「上記設定で開始」ボタンを押したとき、入力数値を 秒でなくミリ秒として解釈していた不具合を修正。 2012/ 4/ 2 ver.2.15β ---- β版へ格上げ。バージョン情報ダイアログ表記修正。 2012/ 4/15 ver.2.15.01β ・バージョンの表記・バージョン情報ダイアログをINASOFT共通仕様へ変更。 ・バージョン情報ダイアログ内に「環境情報の表示(CCPU)」「開発支援金受付」 を呼び出すためのボタンを追加。 2012/ 4/22 ver.2.15.02 ・正式版として公開。 2012/ 7/ 8 ver.2.15.03 ・バージョン情報ダイアログにフィードバック受付を開くボタンを追加。 ・Webサイト移転に伴うプログラム・ドキュメント中のURL変更 ※Windows、Windows NTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国におけ  る登録商標です。 ※その他記載されている会社名、製品名などは、各社の登録商標もしくは商標です。 ※本ソフトウェアを利用される方がお使いになるPCに、ウイルス対策が施されている  ことを確認してください。ウイルス対策が施されていない場合、本ソフトウェアを  利用してはいけません。また、質問も受け付けません。 ※本ソフトウェアを犯罪目的で使用することを禁止します。 ----------------------------------------------------------------------------- [INASOFT] http://www.inasoft.org/ [e-mail] http://www.inasoft.org/mail.htmlを参照してください。